
学会認定不妊カウンセラー、健康食品コーディネーター(サプリメントマイスター)の佐藤です



今回けっこうこれが気になっている人も多いのでは!?という
面白い質問がきたので、答えをまとめてみました

その質問はというと…
「普段の食事で比較的たんぱく質を多めにとっているのですがプロテインも必要でしょうか?」
日々のお食事でたんぱく質を意識して摂っていらっしゃるとのこと、とても素晴らしいですね!
そのうえで「プロテイン(サプリ)も必要かどうか?」というご質問には、目的・体質・生活リズム・治療状況によって答えが少し変わってきます

以下に詳しくお伝えいたします。
●そもそも、妊活中に必要なたんぱく質の目安量とは?
妊活中は、体の基礎づくり・ホルモンの合成・卵巣機能の維持などのために、一般の成人女性よりも少し多めのたんぱく質が推奨されることがあります。
目安量:体重1kgあたり1.2g〜1.5g/日
(例)体重50kgの方なら、60〜75g/日
日々の食事でこの量をしっかり摂れているかどうかが、プロテインが必要かを判断する一つの基準になります。
栄養セミナーの中では厚労省が推奨する70g/日を最低限の目標としておつたえ。ですが、実際に生殖医療ドクターにうかがったところ、本当はこの推奨量よりももっと摂ってもいいくらいだ、といわれています!!
●よくある「摂れているつもり」でも不足しやすいパターン
お食事で意識されていらっしゃるのとてもいいですね!

いま意識している人たちは、ぜひそのままお続けになってみてください


ただ、長年見てきた中でお食事のレコーディングを毎日つけてたんぱく質量をきちんとコントロールしている場合でない人の場合、食事でたんぱく質を意識していても、以下のような場合は“質”や“吸収効率”の点でカバーしきれないこともあります。
・朝食にたんぱく質が少ない(パンだけ/果物だけ)
・一食あたりのたんぱく質量が10〜15g前後でばらつきがある
・植物性たんぱく質(大豆など)に偏っていて吸収が遅い
・食事量が少なくて、全体的に栄養量が不足気味
・胃腸が弱く、吸収効率が低い自覚がある
このような場合、補助的にプロテイン(吸収効率が高く、負担が少ない)を使うことで、栄養のベースアップにつながることが多いです。
●妊活中にサプリとしてのプロテインが有効なケース
特に以下のような状況では、プロテイン補助が効果的と考えられます。
・採卵や胚移植前後で体調を整えたい時
・胃腸が弱くて固形物の消化が苦手な方
・忙しくてゆっくり食事をとれない時
・年齢的に栄養吸収力が気になる(35歳以上など)
・朝食や間食に栄養を効率的に追加したい時
逆に、食事で1日を通してコンスタントに動物性・植物性たんぱく質を取り入れ、体調も良好であれば、必ずしもサプリで補う必要はありません


●まとめ


ご自身の生活リズムと体調、栄養状態をふまえて判断されるのがベストです。
必要か迷われる場合は、1週間の食事を記録して、たんぱく質の平均摂取量を見てみるのもおすすめですよ。